消費という幻想物語から、愛着を軸にした物語へ。

つやつやの価値観プール。

僕たちは、物語という霞(かすみ)を食べて生きている。

僕たちは生活の中で日々、次から次とモノを買っています。そして買っては、次から次とモノを捨てています。これがいわゆる消費社会ってやつのこと。そしてこれ、もんとうに無限に買っては捨てての繰り返しをしなきゃならないみたいなんデス。なんで買っては捨ててを繰り返すのでしょうか?最近では「もったいない」なんていう日本古来の思想が見直されてきていても、それでも僕たちは消費を止められないみたい。人間とは買っては捨ててを繰り返さなきゃ生きられない業の深いイキモノなのかしら?とか思ったり。でもこのことをぼんやりユラユラ考えていくと、そもそも僕たちが消費している「モノ」とは何なのかという疑問に、ドカッとブチあたります〜。ドカッと。ひゃ〜、痛い〜。

僕たちが消費している「モノ」。これは単に「物質」としての意味だけのモノでもないし、「機能」としての意味だけのモノでもないと思います。僕たちが本当に買っているのは、モノが持っている「物語」なのではないでしょうか!!!「物語」っていうのはモノが持つ付加価値みたいなもののこと。解りやすい例で言えば、ブランド品。ブランド品がなぜ人気があるかと言えば、そのブランドであるという「物語」がそのモノの価値を保証してくれているから。そのブランドを所有することのステイタスという「物語」を雑誌やメディア、そして同じ価値観を持つ人々が共有しているから。あるモノを所有することで一緒に得ることが出来るステイタスや利便性、流行とか優越感とかいろいろな「物語」を、モノと一緒に買っているのです。いや、これはむしろ、モノを買っているつもりが、本当は「物語」を買っているのです。どこどこのブランド品だとか、イタリア産だとか、限定品だとか....。モノそのもの自体が持つ、物質・物体としての存在や、機能という特性を超えて、そこに意味や付加価値をつけること、それが「物語」なのではないでしょうか。(「共同幻想」と言い換えてもいいんだけど、「物語」のほうがよりつやつやのココロにしっくり馴染む言葉です〜。)

現代の物語は、僕たちを騙してるかも?

で、まあモノに物語があるのはいいと思います。問題はモノに乗せてどんな物語が紡がれているかということデス。これを考えると、結局、消費社会とかいうものの仕組みにブチあたる感じがしてならないのですが....。(でも経済学とか社会学そういう真面目なのを勉強したことがないから、全部つやつやの思い込みで書いているんで、的外れだったらどうしよう...。)
この社会全体が、どんどん新しいモノに買い替え、最新のものを手にすることが素晴らしいと錯覚させるような仕組みになっている。モノを生産・消費することで貨幣が世の中を循環する。それが消費社会だか経済だか資本主義だか、まあ良くはわからないけど今の社会の仕組みだろうしね。新しくモノが売り出されるたびに、そこには「快適な生活」や「時代の最先端」とかそういう「所有することであたかも幸福を手に入れられるかのような錯覚」を産む物語がうたわれる。と、ここまで書いてきて、なんかだんだんと陳腐な社会批判になってきてる?!反省。なんか中二病ぎみ...。ううう。
...そんな訳なので、批判はこのくらいにして、じゃあどうすればいいの?というのが、今回の主題なのです。最近、前置きが長くて疲れるなっと。
というわけて続く


愛着。それは未来へ引き継いでいく物語。

もしも現代のモノが、消費社会の論理に毒された「物語」を持ってしまっているとしたならば....。もしそうであったならば、僕たちはモノが本来持っていた「物語」を取り戻す必要があるんじゃないかなっと。じゃないと僕たちは買っては捨ててを繰り返すばかりに追われちゃうんじゃあないですか〜!ヾ(*`Д´*)ノ"彡☆キィィィ〜!!!
考えてみれば、そもそも昔の生活ではモノにはキチンとした「物語」があったはずです。例えば祖母から受け継いだ食器、時計とか、誰々さんが育てた野菜とか、どこどこの大工さんに建ててもらった家とか、それぞれに「物語」が刻まれていたモノたち...。そうした物語を持ったモノだからこそ、人々はそれを大切に使い続け、そこには自然と「愛着」が産まれていき、そして受け継いできた「愛着」あるモノをさらに未来へと引き継いでいくのです。だから現代のように簡単にはモノを捨てないだろうし、むやみに新しいモノも欲しがったりもしないのでしょう。
しかし現代はどうでしょう?効率よく大量生産することによる経済性を最も優先した社会構造。そこでは、それまでずっと続いていた「愛着」を軸にした美しい物語は、時代遅れとして捨て去られてしまい、代わりに「消費」こそが美しいんだと主張する「消費信仰」を僕たちに植え付けてしまっているんです。
だから僕たちは今こそ、「愛着」というものの価値を改めて見つめなおし、「愛着」を軸にした美しい物語を新たに紡ぎ直す必要がある!と、強く強く思うんデス〜〜〜〜〜。
(´・ω・`)愛着LOVE!!!