歴史って、都合良く作られるみたいデス。


正直に言って、自分はチベット問題についてちっともわかっていない。何が今まであって、そして今、何が起こっているのか?そういう全部を全部、何も知らないで今まで生きてきました。だけどちょっとネットで調べてみただけでも、1950年に中国が侵略して以来、中国による非常に残忍な弾圧や虐殺が繰り返し行われ、一説では現在まで120万人も虐殺されているとも言われています。まあナチスホロコーストさながらのことが今も続いてるってことみたいデス。そして、その虐殺手段がどれだけ惨忍で卑劣であったかを糾弾するサイトも多数存在しています。(もちろん中国はそもそも侵略ということ自体を認めてないわけですけどね。)

こういう事件を聞いていつも感じるのは、自分では何一つ、その真実について確かめる術がない歯痒さ。たとえば南京大虐殺という「歴史的事件」が今も度々問題になっていますね。中国側が30万人が虐殺されたと主張する一方、それを全くのねつ造だと主張する人々も存在したり。捕鯨問題でも、原発問題でもいつもいつも不信が募るばかり。(ねえねえ、原発ジプシーっていうのは本当なのデスカ?教えて誰か!!!(( ;゚Д゚))...。)とにかくいったい、真実は何なのか?まったくもって世界はわからないことばかり。


そもそも「歴史」の真実ってどこかにあるのだろうか?いやいや、待てよと。そもそも真実ってなんじゃらほい?...う〜ん、考えれば考えるほど分からない!もし仮に歴史に「真実」というものがあったにしても、きっと神でもないかぎりそれを見ることなんて出来ないんだろうしなあ〜。しょんぼり...。こういうことを考え始めると、僕はいつも黒澤明監督の「羅生門*1という映画を思い出します〜。登場する人物全てが全く違った証言を述べ、何一つ真実らしきものが見えない物語。まさに迷宮を映画にしたような作品です。真実なんてものは、その当事者自身でさえ決して掴むことが出来ない、そんな幻のようなものかもネ....。(( ;゚Д゚))ガクガクブルブル
結局、歴史とは,勝者や政治家や、無数の「大人の事情」によって書き換えられ続けていく、そんな都合のいいモノでしかないのかな...?こういった歴史を前にすると、いつも僕はそんな風な無力感に包まれてしまいますよ。。。あ〜こういう気持ちはどうしたらいいんだろ...?ただただ悶々とっするばかり...。(´_ゝ`)....。
....と、今回はひたすらボヤきでしたよっと。ゴメンね。

*1:黒澤明監督「羅生門」1950年製作。原作は芥川龍之介の短編小説『藪の中』。